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成田空港に透視型ボディースキャナー-国交省が一般対象に実証実験
(2010年06月21日)
9月に運用予定のスルービジョンシステム(イギリス)のボディースキャナー「パッシブ型テラ波 T8000」の運用とスキャン画像イメージ 画像=国土交通省
国土交通省は6月18日、航空機運航の安全確保に向けた旅客の保安検査に最新型の透視型ボディースキャナーの実証実験を国内空港で初めて7月5日~9月10日に成田国際空港(千葉県成田市)で実施すると発表した。
同スキャナーは従来の金属探知機には反応しない化学物質などの爆発物関連物質を検知できる。アメリカ・イギリスなどの主要空港ではテロ対策としてすでに導入されているが、ミリ波を照射する方式により被検者の衣服を透視し体形などを鮮明に映し出す精度があるため、旅客のプライバシーの保護が課題とされている。同省では「ボディースキャナー実証実験実行委員会」を設置して、国内空港への導入方法などを検討していたが、この度、具体的な実施方法の取りまとめを完了し、同空港に「実証実験」として導入を決定。第1ターミナル南ウイングの保安検査場前で2種類5機種のスキャナーを1台ずつ、期間中それぞれ5日間、同意を得られた日本人旅客を対象に運用する。
スキャナーのタイプごとに運用手順を設定しており、体の線などを鮮明に映すモデルについては、被検者の選択または同性の調査員が旅客の見えない位置で画像を分析。検査位置にはほかの調査員の入室も不可とし、画像には本人が特定できないよう顔にぼかしを入れ、保存せず破棄するなどによりプライバシー保護を図る。実証実験で得られた検知結果は実際の保安検査には使用しないため、対象旅客は通常の金属探知機などによる保安検査を受ける必要がある。
実証実験実施後は検知能力や被験者の反応などについて同委員会が評価し、本格運用に向けた検討を進める予定。
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