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成田空港、インライン保安システム整備完了-国内空港唯一
(2008年09月02日)
成田国際空港(NAA、千葉県成田市)は今年7月、搭乗者の受託手荷物検査への「インライン・スクリーニング・システム」導入を完了した。
同システムは従来、搭乗手続きカウンターの手前にあった手荷物のエックス線検査に代わるもの。同カウンターから航空機まで手荷物を搬送するコンベヤーの途中に最新の高性能検査装置を設置し、自動的に高レベルの検査を行う保安システム。
同システムは、第1旅客ターミナル南ウイングへ2006年6月に、第2旅客ターミナルビルへ今年4月に順次導入。第1旅客ターミナル北ウイングへ7月8日に導入したことで、同空港全体での整備が完了した。
出発階の搭乗手続きカウンターで預かるスーツケースなどはベルトコンベヤーで階下に運び、コンベヤー上の装置「EDS」が検査を行う。医療分野のコンピューター断層撮影装置(CTスキャン)を応用した機器で、米同時多発テロ以降に爆発物検査の精度を高めるために開発された。短時間でスーツケースの中身を詳細に調べ、爆発物を検知できる。
同社によると現在、すべての受託手荷物をEDSで検査するのは国内では同空港のみ。使用するEDSは世界最新のモデルだという。同空港の1日の利用者は約4万人にのぼり、多数の機器の保守メンテナンスや検査員・オペレーターの訓練には労力がかかるが、「空港の保安レベルは確実に向上した」(同空港担当者)とも。
また、同システムの導入によりカウンター前のエックス線検査機が消え出発ロビーに広々とした空間が生まれたほか、搭乗手続きに要する時間が大幅に短縮されたという。
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