関空~バンコクに世界最大エアバスA380-関空初就航、タイ国際航空
関西国際空港(大阪府泉佐野市)に12月2日、タイ国際航空(TG)のエアバスA380型機が就航した。
同型機は総2階建ての世界最大の航空機。TGの関西~バンコク線に新たに投入されたもので、初便は404人を乗せ到着。折り返しの出発便には350人が搭乗し、ほぼ定刻の11時7分にゲートを離れた。
同空港に定期便として同型機が乗り入れるのは今回が初めて。同社のA380型機は全507席の仕様で、2 階前方に位置する最上級クラスの「ロイヤルファーストクラス」(12席)には「180度フルフラットシート」のほか、バーラウンジとトイレと化粧台が一体となった「パウダールーム」を備える。
出発便のゲートで行われた就航セレモニーで、同社のナッタゴーン・チュンハチャー西日本地区総支配人は「大阪はタイ国際航空にとって最も重要な路線の一つ。来年には大阪就航 50周年の節目の年を迎える今日、関西の歴史の一端を担う事を誇りに思う」とコメントした。
同社がA380を就航するのは、香港・フランクフルト・パリ・成田に次ぎ5都市目。今年7月のタイ人の訪日観光ビザ(査証)免除などを背景に、関西路線は今後も需要の拡大が期待されているという。
国内ではタイ国際航空・シンガポール航空・エールフランスの3社が現在、同型機を成田空港線に就航している。