関西空港新ターミナル「第2国際線」、今月開業へ 通り抜け型免税店も
関西国際空港(大阪府泉佐野市)に1月28日、新旅客施設「第2ターミナルビル(国際線)」が開業する。
拡張後の関西空港第2ターミナルの全景イメージ
同空港を管理運営する関西エアポート(同)が昨年12月、正式発表した。新施設は、現行の第2ターミナルビルを大規模に拡張するかたちで建設し、国際線旅客専用になる。現在のビルは「第2ターミナル(国内線)」となり、国内便向けに使用する。
工事完了により第2ターミナルビルの敷地面積は約1万900坪拡張し、計約2万坪になる。新たに 11の搭乗ゲートを増築して合計で21カ所とし、年間で285 万人の国際線旅客と、550万人の国内線旅客に対応できるようにする。
物販店、飲食店に加え、観光案内所、ATM、外貨自動両替機、海外旅行保険自動引受機などを設置し、物販店エリアには「ウォークスルー型」の免税店舗を導入する。出国旅客の主要動線上に、需要の高い商品を扱う大型店舗を集積するもので、化粧品、菓子、電化製品、タバコの販売のほか、ドラッグストアや時計専門店などの展開を計画する。飲食店では、それぞれ「和」と「関西らしさ」をコンセプトにした2店舗が開業予定。
免税・飲食・物販を合わせた店舗エリアの総面積は約496坪で、その内ウォークスルー型免税店舗が約330坪を占める。ウォークスルー型免税店の展開は、国内空港初。