関西空港で「水素自転車」実証実験-岩谷産業の小型燃料電池搭載車
関西国際空港(大阪府泉佐野市)で10月13日より、「水素自転車」の実証実験が始まった。
岩谷産業(本社=東京都港区・大阪市中央区)が今月8日に発表した「純水素型燃料電池」搭載のアシスト自転車の運用試験で、実際の空港内の移動に使用する。同社は経済産業省が実施する「水素・燃料電池実証プロジェクト(JHFC)」の一環として2006年より水素・燃料電池アシスト自転車の開発を行っていた。
実験に使われる水素自転車は「純水素型60ワット級燃料電池」を搭載する。エネルギー源の水素ガスの供給元には、同社が独自開発した着脱可能な「水素カートリッジ」を搭載。バッテリー残量が少なくなると自動的に水素カートリッジから燃料電池に水素が供給され発電・充電が行われる仕組みで、充電器によるバッテリー充電は不要になる。充電しながらのアシスト走行が可能なことから、バッテリーのみでの走行の1.5倍の約45キロメートルの連続走行距離が実現するという。
同空港での実証実験は、JHFCが2007年に構内に設置した「水素ステーション」を中心にしたエリアで、従来は自動車による職員の移動に使用される予定。同社では、実証試験に並行して、同空港内や全国各地での展示会やイベントでも同モデルを紹介や試乗の機会を提供し、水素エネルギーの普及啓発に努めていくとしている。
空港における水素自転車の実用化に向けた実験は今回が初めて。












