仙台空港の機能、一部復旧-滑走路半分のみで日米輸送機発着開始へ
東日本大震災で被災し閉鎖された仙台空港(宮城県仙台市)で3月17日、空港機能の一部が復旧。輸送機などの運航が再開した。
同空港は地震と津波により滑走路を含むほぼ全ての空港施設が水没する甚大な被害を受けた。被災地のまっただ中にありながらも救援物資の輸送拠点としての早期の再開が求められ、米軍などにより復旧作業が進められていた。16日には4カ所のヘリポートを設置、自衛隊・米軍などの救援ヘリが物資輸送を開始していた。
現在までに同空港の3,000メートル滑走路の半分にあたる約1,500メートルで、がれきや海水などを除去。輸送機などの発着が可能になった。自衛隊関係者による「滑走路は1,500メートルで足ります。どんどん(救援物資を)運びます」という力強い言葉が伝えられている。
同空港は海岸から数キロに位置することから、付近の海上で待機する米海軍の揚陸艦「エセックス」からの物資輸送の拠点とすることも検討されている。